特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 内分泌・代謝疾患 糖尿病性ケトアシドーシス
峯 佑介
1
,
浦上 達彦
1日本大学医学部附属病院 小児科
キーワード:
Insulin
,
糖尿病性ケトアシドーシス
,
脱水症
,
脳浮腫
,
輸液療法
Keyword:
Brain Edema
,
Insulin
,
Dehydration
,
Diabetic Ketoacidosis
pp.593-598
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208455
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<Key Points>(1)DKAはいかに早く診断し治療を開始するかが重症化予防のカギとなる。(2)DKAの死因の60~90%は脳浮腫であり、急激な血管内の浸透圧変化に起因した脳浮腫を起こさないよう、血糖降下速度に注意を払いながら治療を進めることが重要となる。(3)心電図異常を起こさないように電解質濃度を測定しながら、電解質の補正を行う必要がある。(4)DKA再発の予防のためには患者教育を行う必要がある。
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