特集 高血糖と低血糖-どう対応するか
高血糖の病態、診断と治療 糖尿病性ケトアシドーシス
都 研一
1
1福岡市立病院機構福岡市立こども病院 内分泌・代謝科
キーワード:
糖尿病性ケトアシドーシス
,
Potassium
,
危険因子
,
救急処置
,
脱水症
,
脳浮腫
,
輸液療法
Keyword:
Brain Edema
,
Dehydration
,
Diabetic Ketoacidosis
,
Potassium
,
First Aid
,
Risk Factors
pp.975-979
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019280822
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<Key Points>(1)DKAは糖尿病の初発時のみでなく管理中でも起こりえ、死にいたることもありうる病態である。(2)DKAは、インスリンの作用不足によるグルコースを主とした代謝障害とケトン血症・代謝性アシドーシス、そして脱水、電解質異常を特徴とする病態である。(3)DKAの治療は上記病態の是正を行うことを目的とし、また脳浮腫の発生に留意することが重要である。(4)不適切な自己管理やインスリン治療による再発を防止するため、患者・家族への教育も重要である。
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