特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 内分泌・代謝疾患 急性副腎不全
天野 直子
1
1さいたま市立病院 小児科
キーワード:
Hydrocortisone
,
副腎機能低下症
,
輸液療法
Keyword:
Hydrocortisone
,
Adrenal Insufficiency
pp.599-602
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208456
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<Key Points>(1)急性副腎不全とは、ストレス時に体内の糖質コルチコイドが相対的に不足することにより、血圧低下や循環不全をきたしうる緊急的な状態を指す(2)副腎皮質機能低下症を有する患者で、嘔気・嘔吐・腹痛・活気不良(全身状態不良)がある場合には、急性副腎不全を疑う。(3)重症の急性副腎不全では、ヒドロコルチゾン50~100mg/m2をボーラス投与後、ヒドロコルチゾン50~100mg/m2/日を24時間で持続静注する。
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