特集 川崎病の今
急性期の治療 好中球エラスターゼ阻害薬
金井 貴志
1
1防衛医科大学校 小児科
キーワード:
IgG
,
多剤併用療法
,
川崎病
,
Ulinastatin
,
Sivelestat
,
静脈内注入
,
Neutrophil Elastase Inhibitors
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Infusions, Intravenous
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Immunoglobulin G
,
Urinastatin
,
Sivelestat
pp.108-111
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135333
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<Key Points>(1)川崎病において好中球は冠動脈病変の形成に中心的役割を果たす。(2)ウリナスタチンは多様な作用機序で好中球などが関連する組織障害を抑制する。(3)ウリナスタチン併用初期治療により、ガンマグロブリン不応率と冠動脈病変合併率は有意に低下したという報告がある。(4)好中球エラスターゼの選択的阻害薬であるシベレスタットナトリウム水和物も、川崎病での使用が報告されている。
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