特集 小児の炎症性腸疾患
小児炎症性腸疾患の臨床症状
西澤 拓哉
1
,
石毛 崇
,
友政 剛
1群馬大学医学部附属病院 小児科
キーワード:
Crohn病
,
眼疾患
,
関節炎
,
紅斑-結節性
,
膵炎
,
成長障害
,
大腸炎-潰瘍性
,
胆管炎-硬化性
,
発育不全
,
膿皮症-壊疽性
Keyword:
Growth Disorders
,
Cholangitis, Sclerosing
,
Colitis, Ulcerative
,
Crohn Disease
,
Pyoderma Gangrenosum
,
Pancreatitis
,
Erythema Nodosum
,
Eye Diseases
,
Failure to Thrive
,
Arthritis
pp.1177-1181
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020401109
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<Key Points>(1)IBDは消化管の慢性炎症を起こす疾患であり、腹痛や下痢が主要症状である。UCは血便を高頻度に認める一方で、CDは血便がない場合も多い。(2)IBDの診断に先行して腸管外合併症(EIM)を認めることがあり、不明熱や倦怠感、体重減少といった消化器症状が目立たない症例でもIBDを鑑別に挙げることが肝要である。(3)EIMは全身臓器に及ぶため、コメディカルスタッフとの連携はもちろんのこと、各科専門医とのチーム医療が重要となる。
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