特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
バイオサイコソーシャルモデルで考える小児慢性疾患 小児糖尿病
浦上 達彦
1
1日本大学病院 小児科
キーワード:
学校保健
,
検尿
,
集団検診
,
心理学的モデル
,
糖尿病
,
生物モデル
Keyword:
Mass Screening
,
Models, Biological
,
Models, Psychological
,
Urinalysis
,
Diabetes Mellitus
,
School Health Services
pp.1801-1804
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084126
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<Key Points>(1)慢性疾患の予防・管理という視点で、糖尿病検診は子どもを身体的/心理的/社会的に把握して支援するモデルとなりうる。(2)糖尿病をもつ子どもたちは、心理・社会的な問題を抱えることが多く、その解決策として各人の生活環境に合致した適切な指導を行う必要がある。(3)小児糖尿病の予防には小児肥満の減少がもっとも大きな課題であり、その対策として糖尿病検診の一環としての子どもとその家族に対する食習慣、生活習慣、家庭環境の指導と支援が必要と考えられる。
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