特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
バイオサイコソーシャルモデルで考える小児慢性疾患 医療的ケアを必要とする児
島袋 林秀
1
1聖路加国際病院 小児総合医療センター小児科
キーワード:
心理学的モデル
,
生物モデル
,
小児保健医療サービス
,
医療的ケア
Keyword:
Models, Biological
,
Models, Psychological
,
Child Health Services
pp.1812-1817
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084129
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)子どもの総合医である小児科医にとって、BPSモデルはすでに実践している。(2)小児分野では、成長・発達に基づくBPSモデルの視点が重要である。(3)医療的ケア児への取り組みは、医療だけでなく、もともと生活基盤への取り組みであり、精神・心理的視点はもちろんのこと、教育・遊び・行政を巻き込んだ社会・地域への取り組みが必要である。(4)高齢者分野で活躍するケアマネジャーと異なり、医療から教育・福祉・社会への統括支援を行うコーディネーターの試験的育成が始まったばかりであり、今後の活躍を期待するとともに、小児科医にとってより大切な人材となる。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.