特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
バイオサイコソーシャルモデルで考える小児慢性疾患 小児がん経験者
富澤 大輔
1
1国立成育医療研究センター 小児がんセンター
キーワード:
心理学的モデル
,
生物モデル
,
癌サバイバー
,
小児癌
Keyword:
Models, Biological
,
Models, Psychological
,
Cancer Survivors
pp.1818-1821
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084130
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<Key Points>(1)小児がんの治療成績向上に伴い、小児がん経験者(CCS)の数は増えつつあるが、さまざまな身体的晩期合併症や心理的・社会的適応不全を呈する経験者が少なからずいる。(2)CCSに対する長期フォローアップの重要性が叫ばれて久しいが、患者・家族要因、医療者側要因、社会的・外的な要因などさまざまな理由により追跡が途絶えてしまうことが多い。(3)CCSに対する必要かつ十分な長期フォローアップのためには医療だけでなく、バイオサイコソーシャル・モデルによるアプローチが必要不可欠である。
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