特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
バイオサイコソーシャルモデルで考える小児慢性疾患 先天性心疾患
賀藤 均
1
1国立成育医療研究センター病院
キーワード:
心臓疾患-先天性
,
心理学的モデル
,
生活の質
,
生物モデル
Keyword:
Models, Biological
,
Heart Defects, Congenital
,
Models, Psychological
,
Quality of Life
pp.1822-1826
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084131
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<Key Points>(1)先天性心疾患の医療の重点は手術などによる生存率向上から生活の質(QOL)の向上へと移っている。(2)人間の幸福は多元的かつ多次元の要素から形成され、医療や医学の貢献は一部である。(3)QOLの評価は、患者個人の健康状態を全般的に評価することである。(4)小児の先天性心疾患患者のHRQOL評価にはPCQLIという評価方法が一般的である。(5)HRQOL評価による先天性心疾患患者の検討は、まだまだ検討の余地がある。
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