アレルギー疾患に対する生物学的製剤
Ⅱ.内 科 1.重症喘息患者のフェノタイプとエンドタイプ
服部健史
1
,
今野 哲
2
Takeshi Hattori
1
,
Satoshi Konno
2
1国立病院機構北海道医療センター呼吸器内科
2北海道大学大学院医学研究院呼吸器内科学講座准教授
pp.1618-1623
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201712048
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気管支喘息の臨床的特徴は多様であることから,単一の疾患ではなく症候群として捉えられてきた。その多様性から,病態生理学的指標に基づいて類似したフェノタイプの分類が検討され,近年は分子生物学的病態に基づいてエンドタイプの分類も検討されるようになった。特に重症喘息に対して個別化医療の観点からフェノタイプ,エンドタイプの解析が着目されている。