Japanese
English
特集 化学療法剤のPK-PD理論 -応用と限界-
12.抗がん剤のPK-PD
PK and PD of anticancer agents
奈良江梨子
1
,
田村研治
2
Nara Eriko
1
,
Tamura Kenji
2
1国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科 がん専門修練医
2国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科 科長
キーワード:
抗がん剤
,
PK-PD
Keyword:
抗がん剤
,
PK-PD
pp.108-115
発行日 2013年10月25日
Published Date 2013/10/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201311108
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抗がん剤は毒性が重篤な上に治療域が狭いため,個体差を考慮し,各患者に適した投与設計を行わなければならない。薬物治療における有効性,安全性を構築するためのひとつの手段として薬物動態学-薬力学(PK-PD)理論は重要である。薬物体内動態を規定する因子とPK-PD解析,薬理作用・薬物動態の個別差と治療の個別化,薬物相互作用を理解した上で薬物動態や薬物反応の個体差の要因に応じた個別化治療が重要となる。