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特集 症状と向き合う漢方の処方─“二刀流”それとも“一刀流”?
がん治療中の患者への“二刀流”診療─抗がん剤の副作用対策
“Two-way” medical treatment for patients undergoing cancer management : control of side effects of anticancer drugs
高田 亮
1
,
小原 航
1
Ryo Takata
1
,
Wataru Obara
1
1岩手医科大学泌尿器科学講座
キーワード:
抗がん剤
,
副作用
,
漢方
Keyword:
抗がん剤
,
副作用
,
漢方
pp.406-411
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206021
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▶ポイント
・抗がん剤の副作用は多岐にわたるが,西洋薬のみではコントロールが難しい場合がある.
・悪心・嘔吐に対する六君子湯(りっくんしとう),末梢神経障害に対する牛車腎気丸(ごしゃじんきがん),下痢に対する半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう),関節・筋肉痛に対する芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は,種々のがんにおいて副作用の改善効果を示している.
・作用機序の違いから西洋薬との“二刀流”診療によって,より安全で効果的な副作用管理が可能となる.
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