連載 薬剤師による処方設計〈58〉
外来がん化学療法に対する薬剤師の介入
瀧口友美
1
1公益財団法人 がん研究会 がん研有明病院薬剤部
pp.1719-1723
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201707145
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近年,経口抗がん薬が増加してきたこともあり,外来でのがん治療が増えている。経口抗がん薬の治療強度を担保するためには,服薬のサポート体制とアドヒアランスの確認が必要であり,薬剤師の果たすべき役割は大きい。がん研有明病院における薬剤師外来では,医師診察前の患者面談で服薬アドヒアランスの確認や副作用を把握し,必要に応じて抗がん薬の減量・休薬や支持療法薬の提案を行っている。