連載 薬剤師による処方設計(44)
薬剤師外来における外来がん化学療法患者サポート
川澄賢司
1
1国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 薬剤部
pp.1127-1131
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201604147
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近年,経口抗がん薬による外来がん化学療法が普及しており,副作用管理やアドヒアランス維持が問題視されている。がん化学療法の副作用管理は,さまざまなメディカルスタッフの介入により,その安全性が高まるとの報告も多い。国立がん研究センター東病院では,薬剤師外来にて経口抗がん薬治療開始時の患者指導から医師診察前問診による継続介入を行っている。薬剤師による治療計画の確認や医師への処方提案を通じて,経口抗がん薬治療患者に安全かつ効果的な治療を提供する試みを実施している。今回は,さまざまな角度から見た薬剤師外来の有用性評価の一部を紹介する。