連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わりPART II .服薬指導と病棟活動(110)
血液内科における病棟薬剤師の移植カンファレンスへの関わり
仁尾祐太
1
,
伊東那々子
2
,
齋藤文護
3
,
佐々木忠徳
4
1昭和大学病院薬局
2昭和大学病院薬局〔昭和大学薬学部病院薬剤学講座〕
3昭和大学病院薬局 血液内科・講師
4昭和大学統括薬剤部長/昭和大学薬学部病院薬剤学講座・教授
pp.2739-2743
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201612139
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造血幹細胞移植領域において,多職種による連携が求められている。昭和大学病院血液内科病棟での,造血幹細胞移植を行う全患者に対する多職種によるカンファレンスでは,薬剤師が移植前後の薬物治療全体に関わっている。今回,移植カンファレンスにおける多職種での取り組みをまとめることによって,各職種の役割が明確化されるとともに,継続してカンファレンスを実施することで,移植前後にわたり,多職種で患者の治療に貢献できていることが分かった。今後は,造血幹細胞移植への薬剤師のさらなる関わりが求められる。