連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わり PARTII.服薬指導と病棟活動(77)
大阪医科大学附属病院における病棟活動と薬剤師の関わり
浦嶋和也
1
1大阪医科大学附属病院薬剤部
pp.147-153
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201301147
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腹膜透析,バンコマイシン,血中濃度,病棟業務
大阪医科大学附属病院では,全科・全病棟に薬剤師を配置しており,多様な病棟業務を実施している。今回,泌尿器科領域の病棟業務において,患者のQOL(quality of life)向上と,質の高い医療が提供できた症例を紹介する。腹膜透析患者のバンコマイシン投与は,排泄経路を考慮した処方設計が重要であり,血中濃度のみならず腹膜透析排液中濃度,尿量の有無も考慮する必要がある。我々薬剤師にとって,医薬品の適正使用を推進し,安全な薬物療法が施行されるように努めることが重要な役割である。