特集 睡眠・眠りの基礎と臨床
1.睡眠覚醒の制御機構とオレキシンの役割
櫻井武
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科分子神経科学・統合生理学講座・教授
pp.1541-1552
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201406055
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睡眠覚醒の制御機構には,視床下部,脳幹,視床,大脳皮質を中心に,多くのシステムが協調して関わっている。本稿では,睡眠覚醒制御機構の概略を述べるとともに,近年注目されている視床下部神経ペプチド,オレキシンが,このメカニズムの中で果たす役割について概説する。