特集 特集1 バイオシミラーの今後のあるべき姿 ~ジェネリック医薬品も視野に~
6.企業の立場から 2)国内ジェネリックメーカーの立場より今後の国内市場の動向について
草塩英治
1
1富士製薬工業株式会社 学術情報課
pp.1367-1369
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201405083
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本稿では,バイオシミラー(バイオ後続品)の今後あるべき姿について,現在のジェネリック医薬品の状況も踏まえて考察した。医療機関からのチェックリストからは,これまでのジェネリック医薬品と同様な質問事項がきており,先行バイオ医薬品との代替えが可能であることの確認がほとんどであった。以前と異なる点としては,製剤の品質情報だけでなく安定供給に関する質問内容も多く,ジェネリック医薬品についても「試用」から「使用」に移行している。バイオシミラーも同様に使用する医療機関が増え,それに伴い,ジェネリックメーカーに求められる情報内容も変化している。