特集 特集1 バイオシミラーの今後のあるべき姿 ~ジェネリック医薬品も視野に~
7.ジェネリック製薬協会の立場から:ジェネリック医薬品使用促進に関する最近の動き ~「ロードマップ」など~
伏見環
1
1日本ジェネリック製薬協会・理事長
pp.1370-1374
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201405086
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ジェネリック医薬品の使用促進は,保険医療財政の改善に資することが期待されており,政府においてはさまざまな促進施策を展開している。特に,平成19年(2007年)には「アクションプログラム」,平成25年(2013年)には「ロードマップ」という“5カ年計画”を公表した。これら計画では,ジェネリック医薬品の数量シェア目標を,前者では30%以上,後者では60%以上(ただし計算方法は異なる)とし,これを達成するため,国,都道府県,ジェネリック医薬品の製造販売業者,業界団体,保険者といった関係者が取り組むべき課題を明示した。
本稿では,このような政府の促進策と,それに呼応したジェネリック医薬品の製造販売業者や業界団体の取り組みを概説する。