特集2 関節リウマチ治療の新しい展開 ~JAK阻害薬の臨床導入による進歩~
5.トファシチニブの有効性~臨床試験の結果から~
亀田秀人
1
,
竹内勤
2
1慶應義塾大学医学部リウマチ内科講師
2慶應義塾大学医学部リウマチ内科教授
pp.1998-2001
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.20837/12013081998
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トファシチニブは投与開始1~2週で臨床効果を発現する低分子抗リウマチ薬である。メトトレキサート(MTX)併用の有無や生物学的製剤の使用歴に関わらず,高い有効性が示されているが,至適用量はMTX併用の有無などで少し異なるかもしれない。また,MTX効果不十分患者における臨床的な併用効果は,世界で最も汎用されている生物学的製剤であるアダリムマブとほぼ同等であった。