Cold polypectomyの是非を問う
抗血栓薬服用患者におけるCold polypectomyの有用性と安全性
堀内 朗
1
,
玉置 道生
,
梶山 雅史
1昭和伊南総合病院 消化器病センター
キーワード:
Warfarin
,
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
抗血栓剤
,
発生率
,
出血-術後
,
外科用固定用品
,
スネア
Keyword:
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Fibrinolytic Agents
,
Warfarin
,
Incidence
,
Postoperative Hemorrhage
,
Surgical Fixation Devices
pp.473-477
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017027169
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clean colon達成のためには,全体の約90%を占める径1cm以下の大腸ポリープを効率的に摘除できるCold polypectomy(CP)が有用である.CPには,径1~3mmのポリープに対して鉗子で除去するCold forceps polypectomy(CFP)と径10mm以下のポリープをスネアで通電せずに絞扼して除去するCold snare polypectomy(CSP)がある.抗血栓薬服用者でもCSP後の遅発性出血の頻度は1.2%(2/172)で通常の大腸ポリペクトミー後の遅発性出血の頻度と差がなかった.本稿では,抗血栓薬服用患者におけるCPの有用性と安全性について述べる.
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