Cold polypectomyの是非を問う
Cold snare polypectomyとCold forceps polypectomyの適応病変について Hot biopsy、Hot snare polypectomyの比較から
冨樫 一智
1
,
根本 大樹
,
愛澤 正人
,
歌野 健一
,
高柳 大輔
,
五十畑 則之
,
隈元 謙介
,
遠藤 俊吾
1福島県立医科大学会津医療センター 小腸大腸肛門科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
出血-術後
,
スネア
Keyword:
Adenoma
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Postoperative Hemorrhage
pp.437-442
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017027164
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Cold snare polypectomy, Cold forceps polypectomy, Hot biopsyは,適応病変がほぼ重なる.この三つの内視鏡切除法を比較すると,遺残病変や遅発性出血の発生が少ないことから,Cold snare polypectomyの優位性は否めない.Cold snare polypectomyの適応病変としては,5mm以下のIs,IIaがもっとも適切である.Ipあるいは5mmを超えた病変では,焼灼しないと切りにくいことがあるので,適切とはいえない.内視鏡所見から癌あるいは高度異型腺腫を疑う場合には,遺残する可能性から,Cold snare poly pectomyの適応病変としては不適切である.
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