クローン病治療の最前線
どのような症例に抗TNF-α抗体製剤を使うべきか?
日比 紀文
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1北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター
キーワード:
Crohn病
,
アルゴリズム
,
Infliximab
,
医薬品添付文書
,
禁忌(治療)
,
Adalimumab
Keyword:
Infliximab
,
Adalimumab
,
Algorithms
,
Crohn Disease
pp.127-132
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016236003
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炎症性腸疾患治療の進歩は目覚ましく,適切な治療の選択が重要である.個々の症例で状況が異なり病態を考慮して治療することになるため,一言でまとめるのは難しい.抗TNF-α抗体は寛解導入および維持のいずれにも適した,効果の高い薬剤と位置づけされるが,日本においてクローン病で過剰なほどに汎用されているのが現状である.本稿ではその適応として既存治療抵抗例,使用上の注意として感染の問題など,日常臨床に即して概説した.
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