大腸内視鏡治療と抗血栓薬-新ガイドラインの妥当性
抗血栓薬服用者に対する大腸ESDのコツと出血への対応
岸 昌廣
1
,
宗 祐人
,
八坂 太親
,
武田 輝之
,
丸岡 浩人
,
寺部 寛哉
,
森光 洋介
,
下河邊 正行
1戸畑共立病院 消化器病センター
キーワード:
Heparin
,
Warfarin
,
大腸内視鏡法
,
痔核
,
経口投与
,
出血-術後
,
診療ガイドライン
Keyword:
Administration, Oral
,
Colonoscopy
,
Heparin
,
Hemorrhoids
,
Warfarin
,
Practice Guidelines as Topic
,
Postoperative Hemorrhage
pp.493-498
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015022223
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近年,大腸ESDの症例数の増加に伴い,抗血栓薬服用者に対する大腸ESD症例も増加してきた.当院の大腸ESD後出血率は1.7%で,そのなかに抗血栓薬服用者は認められなかった.抗血栓薬服用者においても通常のESD同様で,基本に忠実な処置を行えば,後出血を含めた出血のリスクは抗血栓薬非服用者と変わりなく,対応が可能と思われる.今後増加してくるであろう抗血栓薬服用者に対する大腸ESDに関しての知見を示す.
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