ESD手技の標準化に向けて
鎮静薬の使用方法、術中管理・モニタリング
山下 聡
1
,
布袋屋 修
,
貝瀬 満
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 消化器内科
キーワード:
催眠剤と鎮静剤
,
術中モニタリング
,
術中管理
,
消化器疾患
,
術前診断
,
消化器系内視鏡法
,
精神鎮静法
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Digestive System Diseases
,
Hypnotics and Sedatives
,
Intraoperative Care
,
Endoscopy, Digestive System
,
Monitoring, Intraoperative
pp.381-385
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017217822
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sedationは内視鏡治療(とくにESD)において必須である.適切にsedationを行うことで患者の苦痛軽減が得られるだけではなく,術中の安定的な視野確保,治療の安全性向上の面からもきわめて重要である.その一方でsedationに伴う偶発症も知られており,その対策も十分になされなければならない.十分な薬剤特性の熟知,適切な術中のモニタリングだけではなく,実際に偶発症が起きた際にすぐに対応できるような環境整備,急変した際のシミュレーション訓練など,常日頃の準備が大切である.
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