特集 消化管内視鏡治療-基本から高難度まで
鎮静下内視鏡治療における周術期管理
市島 諒二
1
,
池原 久朝
,
杉田 知実
,
小椋 加奈子
,
鈴木 翔
,
草野 央
,
後藤田 卓志
1日本大学 医学部内科学系分野消化器肝臓内科
キーワード:
Benzodiazepinones
,
Propofol
,
インフォームドコンセント
,
加齢
,
肝硬変
,
呼吸不全
,
催眠剤と鎮静剤
,
術後管理
,
術中モニタリング
,
心臓疾患
,
多剤併用療法
,
鎮痛剤
,
消化器系内視鏡法
,
病歴聴取
,
精神鎮静法
,
リスク評価
,
Dexmedetomidine
,
周術期管理
Keyword:
Perioperative Care
,
Benzodiazepinones
,
Drug Therapy, Combination
,
Propofol
,
Informed Consent
,
Heart Diseases
,
Hypnotics and Sedatives
,
Respiratory Insufficiency
,
Aging
,
Risk Assessment
,
Monitoring, Intraoperative
,
Endoscopy, Digestive System
,
Postoperative Care
,
Liver Cirrhosis
,
Medical History Taking
,
Analgesics
,
Dexmedetomidine
pp.10-16
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2022030433
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近年、消化器領域では低侵襲な治療に対する需要が高まり、内視鏡治療の果たす役割が大きくなっている。内視鏡治療の発展がめざましい一方で、治療における手技は複雑化している。また、高齢化に伴い、臓器機能の低下した患者や基礎疾患を有している患者が増加しているため、内視鏡治療における偶発症のリスクはますます増加している。内視鏡治療時は鎮静薬が必須であり、需要が大きくなる一方で、保険適用されている薬剤は、デクスメデトミジンのみであり、多くの施設でベンゾジアゼピン系麻酔薬が保険適用外で使用されているのが現状である。このような状況にあり、内視鏡医が薬剤の特徴、使用方法、モニタリング方法をしっかりと理解をしたうえで、安全な診療を行うことが今まで以上に求められる時代となっている。
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