胆管結石の治療
消化管再建症例の内視鏡選択と治療
菊山 正隆
1
,
川口 真矢
,
寺田 修三
1がん・感染症センター都立駒込病院 消化器内科
キーワード:
胃切除
,
大腸内視鏡法
,
術後合併症
,
ステント
,
総胆管結石症
,
腸穿孔
,
消化器系内視鏡法
,
Roux-en-Y吻合術
,
治療成績
,
内視鏡的括約筋切開術
,
内視鏡的乳頭バルーン拡張術
,
胃空腸吻合術
,
結石摘出術
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Colonoscopy
,
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Intestinal Perforation
,
Postoperative Complications
,
Stents
,
Endoscopy, Digestive System
,
Sphincterotomy, Endoscopic
,
Treatment Outcome
,
Choledocholithiasis
pp.73-78
発行日 2016年12月20日
Published Date 2016/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017129543
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近年,Billroth II法再建切除胃症例やRoux-en-Y再建切除胃症例においても胆管結石の経乳頭的治療が適応されてきている.それぞれの手技において上部消化管汎用内視鏡いわゆる直視鏡およびバルーン小腸内視鏡が選択されることが多い.また,前方斜視鏡の有用性も報告されている.結石摘出のために,乳頭切開に加え,乳頭バルーン拡張術,さらに乳頭大口径バルーン拡張術による乳頭開口部開大の報告がある一方で,胆管ステント留置による結石自然消失も期待される.消化管再建症例では通常症例に比較し消化管穿孔などの合併症の危険性が高く,経皮的治療なども視野に入れた治療戦略の構築が必要である.
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