カプセル・バルーン内視鏡の新展開
[バルーン内視鏡編]術後腸管に対するバルーン内視鏡を使用したERCP シングルバルーン内視鏡 R-Y再建例を中心に
石井 健太郎
1
,
糸井 隆夫
,
祖父尼 淳
,
糸川 文英
,
栗原 俊夫
,
土屋 貴愛
,
辻 修二郎
,
池内 信人
,
森安 史典
1東京医科大学 消化器内科
キーワード:
カテーテル法
,
ステント
,
総胆管造瘻術
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
胆膵管膨大部
,
Roux-en-Y吻合術
,
内視鏡的括約筋切開術
,
内視鏡的乳頭バルーン拡張術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Catheterization
,
Choledochostomy
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Stents
,
Ampulla of Vater
,
Sphincterotomy, Endoscopic
pp.623-629
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014064992
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
バルーン内視鏡は十二指腸乳頭部や胆管空腸吻合部へのアプローチが通常困難とされてきたRoux-en-Y再建例など術後腸管再建例に対しても積極的に用いられるようになり,盲端部到達率は格段に向上した.しかし強固な癒着や急峻なY脚吻合部などにより未だ挿入困難な症例を経験することは少なくなく,引き続くERCP関連処置においては乳頭正面視すら困難な場合や,使用可能な処置具の限界から,確立した治療には至っていない.本稿ではとくにシングルバルーン内視鏡を使用したR-Y再建例に対する胆膵内視鏡治療についておもな手技のコツとテクニックを解説した.
Copyright © 2013, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.