胆管結石の治療
急性胆管炎の診断と治療
佐藤 愛
1
,
入澤 篤志
,
渋川 悟朗
,
山部 茜子
,
藤澤 真理子
,
荒川 典之
1福島県立医科大学会津医療センター 消化器内科学講座
キーワード:
抗細菌剤
,
細菌感染症
,
胆管炎
,
アルゴリズム
,
市中感染
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
経皮経肝胆道ドレナージ
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Algorithms
,
Cholangitis
,
Bacterial Infections
,
Severity of Illness Index
,
Practice Guidelines as Topic
,
Community-Acquired Infections
pp.63-71
発行日 2016年12月20日
Published Date 2016/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017129542
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2013年に国際/国内版の改訂急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドラインが出版されevidenceとconsensusに基づき診断基準や治療指針が示された.基本的治療として絶食,輸液,抗菌薬投与および胆道ドレナージ術を施行し,炎症の消退後に成因(総胆管結石など)に対する治療を行うとされている.初期抗菌薬に関しては重症度のほか昨今増加傾向にある耐性菌への対応の点からも各施設で検出される細菌の種類や頻度,感受性パターンに応じて選択し,胆汁培養の結果で最適抗菌薬に変更することが重要である.ドレナージ術は内視鏡的経乳頭的ドレナージが第一選択であるが,病態や状況に応じて,経皮経肝ドレナージ,外科的治療,超音波内視鏡的ドレナージも考慮する.
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