手術vs非手術 最新のエビデンスから
消化器疾患 胆石症
今井 健一郎
1
,
安田 秀喜
,
幸田 圭史
,
手塚 徹
,
鈴木 正人
,
山崎 将人
,
小杉 千弘
,
平野 敦史
,
中川 了輔
,
安達 憲一郎
,
白神 梨沙
1帝京大学ちば総合医療センター 外科
キーワード:
Ursodeoxycholic Acid
,
肝切除
,
肝臓疾患
,
血腫
,
砕石術
,
術後合併症
,
総胆管結石症
,
胆石症
,
胆嚢切除
,
EBM
,
内視鏡的括約筋切開術
,
肝内結石症
,
内視鏡的乳頭バルーン拡張術
,
経皮経肝胆道鏡法
,
経皮経肝胆嚢ドレナージ
,
内視鏡的胆嚢ドレナージ
,
経皮経肝胆道鏡的結石砕石術
Keyword:
Cholecystectomy
,
Cholelithiasis
,
Hepatectomy
,
Hematoma
,
Lithotripsy
,
Liver Diseases
,
Postoperative Complications
,
Ursodeoxycholic Acid
,
Sphincterotomy, Endoscopic
,
Evidence-Based Medicine
,
Choledocholithiasis
pp.1490-1495
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011072397
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胆嚢結石症のうち、局所の炎症が軽度の症例、全身状態の良好な症例には、発症後早期の腹腔鏡下胆嚢摘出術がすすめられる。一方、炎症が強い症例、全身状態不良例などではまず胆嚢ドレナージ術を行う。総胆管結石に対しては内視鏡による経乳頭的治療が第一選択であり、それが困難な症例に対しては手術的治療が適応となる。肝内結石症に対する治療としては、肝切除、経皮経肝胆道鏡下採石術があり、胆管狭窄の有無、結石の進展範囲などで適応を決定する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010