消化器診療-30年と今後の展望
大腸領域における変遷と展望 癌
工藤 進英
1
,
武田 健一
,
宮地 英行
,
石田 文生
,
井上 晴洋
1昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸腫瘍
,
分類
,
診断サービス
,
近代医学史
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
腫瘍の早期診断
,
大腸切除
,
発癌
,
狭帯域光観察
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Classification
,
Colonoscopy
,
Diagnostic Services
,
Colorectal Neoplasms
,
History, Modern 1601-
,
Early Detection of Cancer
,
Narrow Band Imaging
,
Carcinogenesis
pp.51-58
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015108246
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近年,わが国では大腸癌患者数が増加傾向にある.大腸癌は早期発見,早期治療により良好な予後を得ることができるため,検診レベルでの大腸内視鏡検査による早期発見が現在注目されている.低侵襲性の点でも内視鏡の果たす役割は大きく,すでにEMRが広く普及しているが,ESDも確立された治療として保険収載され,現在普及しつつある.一方で,色素拡大内視鏡診断やNBI診断,そして,real timeに細胞や核を生体内で観察できるEndocytoscopyと,診断学も時代とともに進歩している.
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