今、変わるのか?大腸微小病変の取り扱い
微小腫瘍性病変の内視鏡診断と治療
岡 志郎
1
,
田中 信治
,
中土井 鋼一
,
朝山 直樹
,
鴫田 賢次郎
,
林 奈那
,
西山 宗希
,
寺崎 元美
,
茶山 一彰
1広島大学病院 内視鏡診療科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
鑑別診断
,
大腸腫瘍
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
狭帯域光観察
,
色素内視鏡法
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.215-224
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014229006
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径5mm以下の大腸微小腫瘍性病変は,通常観察のみで腺腫と癌の鑑別が困難なことが多く,色素観察あるいは拡大観察による表面微細構造の観察が重要である.微小腺腫に関しては,隆起型病変は経過観察も容認されるが,平坦陥凹型病変は内視鏡的摘除の適応である.また,癌あるいは癌を疑う場合には正常粘膜を含めた内視鏡的粘膜切除術による一括切除が原則である.Resect and Discard trialやcold biopsyの適応に関しては,今後のエビデンス集積が必要である.
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