『早期大腸癌』からの20年、『INTESTINE』からの今後20年
[腫瘍分野]陥凹型早期大腸癌の20年の変遷
工藤 進英
1
,
久行 友和
,
宮地 英行
,
若村 邦彦
,
林 武雅
,
工藤 豊樹
,
森 悠一
,
三澤 将史
,
片桐 敦
1昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腫瘍進行度
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
腸粘膜
,
近代医学史
,
腫瘍の早期診断
Keyword:
Adenoma
,
Colonoscopy
,
Intestinal Mucosa
,
Neoplasm Staging
,
Colorectal Neoplasms
,
History, Modern 1601-
,
Early Detection of Cancer
pp.7-13
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016150286
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近年早期大腸癌の診断はめざましい進歩をとげ,IIcを中心とした陥凹型早期癌の重要性が認知されている.これらの病変は,小さくとも深達度進展の進んだものが多い.その存在を認識して検査に臨まなければ内視鏡診断は難しいが,その存在と病理組織学的特徴を十分把握し内視鏡検査を行うことはきわめて重要である.以前は幻の癌と言われ,臨床的に診断されることの少なかった陥凹型発見の歴史,発育進展,診断について解説する.
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