Cold polypectomyの是非を問う
Hot biopsyとHot snare polypectomyの適正な治療手技 Cold polypectomyの必要性について
林 武雅
1
,
工藤 進英
,
若村 邦彦
,
桜井 達也
,
神山 勇太
,
石垣 智之
,
三澤 将史
,
工藤 豊樹
,
宮地 英行
1昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
内視鏡的粘膜切除術
,
狭帯域光観察
,
スネア
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenoma
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.431-436
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017027163
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大腸腺腫に対する内視鏡的ポリープ切除といえば,以前までは高周波電流を使用したHot biopsy/Hot snare polypectomy(Hot polypectomy:HP)を意味していた.最近では状況が異なりポリぺクトミーには高周波電流を使用しないCold polypectomy(CP)も含まれる.CPのメリットは後出血や穿孔のリスクがHPに比し低いことである.一方で遺残再発が問題となる.当センターではポリープを把持した後,しっかり牽引し通電すればHPも十分安全に施行できると考えている.しかし簡便であるため,今後多くの施設でCPが施行されていくことになると思われる.CPを施行する場合には遺残再発の予防のため,切除前後での拡大内視鏡を使用した画像強調観察が必須である.
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