CT colonographyの現状と将来
炎症性腸疾患におけるCT colonographyの意義
竹内 健
1
,
宮村 美幸
,
新井 典岳
,
笠井 ルミ子
,
山田 哲弘
,
寺田 一志
,
鈴木 康夫
1東邦大学医療センター佐倉病院 内科学講座消化器内科学分野
キーワード:
炎症性腸疾患
,
拡張法
,
大腸疾患
,
MRI
,
腸
,
放射線量
,
放射線防護
,
CTコロノグラフィー
,
腸洗浄
Keyword:
Dilatation
,
Intestines
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiation Dosage
,
Radiation Protection
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Colonography, Computed Tomographic
pp.1379-1385
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373027
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近年,生物学的製剤やカルシニューリン拮抗薬などの登場により多様化した炎症性腸疾患(IBD)の治療法から,病態に応じた適切なものを選択するために画像診断の重要性が高まっている.腸管炎症を評価するには粘膜面だけではなく,腸管壁と腸管外病変の横断的評価も重要視されており,安全かつ忍容性の高いCT colonography(CTC)はair image像やmulti-planar reconstruction(MPR)像を中心とした画像評価により,IBDの炎症評価も十分可能である.しかし,若年発症が多く慢性的経過をとるIBDではモニタリングなどで検査を繰り返さなければならず,被曝量を可能なかぎり低減させる必要がある.
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