CT colonographyの現状と将来
CT colonographyの精度向上の工夫
森本 毅
1
,
宮川 国久
,
力石 耕介
,
中島 康雄
1聖マリアンナ医科大学 放射線医学講座
キーワード:
拡張法
,
大腸疾患
,
時間
,
姿勢
,
X線CT
,
腸
,
二酸化炭素
,
放射線影響
,
放射線防護
,
CTコロノグラフィー
,
腸洗浄
Keyword:
Dilatation
,
Intestines
,
Posture
,
Radiation Effects
,
Radiation Protection
,
Time
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Carbon Dioxide
pp.1323-1330
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373020
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従来,わが国では優れた消化管診断の歴史があり,注腸検査や大腸内視鏡検査が画像診断の中核を担ってきた.CTによる大腸病変の評価(CT colonography;CTC)は歴史の浅い方法であり,今後,CTCがさらに普及していくには検査精度の確立・向上が重要である.検査精度の向上の基本は,確立されている方法やある程度のコンセンサスが得られている手法を用いて確実に検査・読影を行うことである.CTCにおける検査精度を左右する要因としては前処置,腸管拡張,撮像・画像処理,読影が挙げられる.本稿では,これらの要素におけるポイントと工夫点について概説する.
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