CT colonographyの現状と将来
CT colonographyの原理と臨床応用
富松 英人
1
,
五島 聡
,
近藤 浩史
,
兼松 雅之
1岐阜大学医学部附属病院 放射線部
キーワード:
拡張法
,
姿勢
,
大腸腫瘍
,
二酸化炭素
,
放射線影響
,
放射線防護
,
利益相反
,
近代医学史
,
三次元イメージング
,
CTコロノグラフィー
Keyword:
Dilatation
,
Posture
,
Radiation Effects
,
Radiation Protection
,
Colorectal Neoplasms
,
Conflict of Interest
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Imaging, Three-Dimensional
,
History, Modern 1601-
,
Carbon Dioxide
pp.1309-1316
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373018
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CT colonography(大腸CT,CTC)は前処置を行った大腸を炭酸ガスなどで拡張させ,CTで撮像することで行われる大腸検査である.CTCではガスと体組織の大きなCT値差を用いて大腸内腔の形態を描出するが,残渣や残液は体組織に近いCT値を示すため,前処置と拡張がCTCの検査の質を決定する重要な要素となっている.CTCでは2体位による撮像が必要であるため,X線被曝が不利益の一つとして重要な課題となっている.近年の被曝低減技術の進歩は目覚ましく,低線量CTCが現実のものとなりつつあるが,検査の目的によって必要線量は異なるため,何を目的としてCTCを行うかを明確にしつつ,検査を行っていく必要がある.
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