CT colonographyの現状と将来
CT colonographyにおける腸管外病変の描出
松田 英治
1
,
松本 啓志
,
木村 佳起
,
大澤 元保
,
伊東 克能
,
春間 賢
1川崎医科大学附属病院 中央放射線部
キーワード:
肝臓疾患
,
集団検診
,
腎臓疾患
,
膵臓疾患
,
放射線量
,
検査予測値
,
労働量
,
CTコロノグラフィー
Keyword:
Kidney Diseases
,
Liver Diseases
,
Mass Screening
,
Pancreatic Diseases
,
Predictive Value of Tests
,
Radiation Dosage
,
Workload
,
Colonography, Computed Tomographic
pp.1387-1392
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373028
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大腸CT検査(CT colonography;CTC)は,大腸内視鏡検査と異なり,腹部CTの二次元横断像を読影することによって,大腸病変のみならず腸管外病変も発見できる利点を有している.C-RADS(CT Colonography Reporting and Data System)は,腸管外病変の取り扱いを簡便にすることができる.スクリーニング対象者の腸管外病変検出率は低いが,臨床上重大な病変が含まれていた.一方,精密検査対象者の約85%は腸管外病変を有しており,そのうち約30%は臨床上重要とされる病変であった.CTCにおいて腸管外病変の読影を行うことは,重大な腸管外病変の早期発見に?がるものと期待される.
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