CT colonographyの現状と将来
大腸CTを用いた大腸がん検診
永田 浩一
1
,
木島 茂喜
,
佐々木 崇洋
,
金澤 英紀
,
歌野 健一
,
杉本 英治
1自治医科大学 放射線科
キーワード:
Polyethylene Glycols
,
拡張法
,
感度と特異度
,
姿勢
,
集団検診
,
大腸腫瘍
,
腸
,
放射線影響
,
放射線防護
,
多施設共同研究
,
CTコロノグラフィー
,
アメリカ
,
日本
,
腸洗浄
Keyword:
Dilatation
,
Japan
,
Intestines
,
Mass Screening
,
Polyethylene Glycols
,
Posture
,
Sensitivity and Specificity
,
Radiation Effects
,
Radiation Protection
,
United States
,
Colorectal Neoplasms
,
Multicenter Studies as Topic
,
Colonography, Computed Tomographic
pp.1337-1346
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373022
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米国では,大腸CTの精度検証であるNational CT colonography Trialが成功し,大腸CTが有効な大腸癌検査法として大腸がん検診ガイドラインに掲載された.欧州でも大腸CTの内視鏡に対する非劣性試験が相次いで実施されて成功した.大腸CTは腸管前処置の大幅な軽減が可能であり,欧米では大腸CTの普及が加速している.日本でも,専門医の内視鏡診断をゴールドスタンダードとした2つの大規模臨床試験JANCTおよびUMIN6665が成功に終わった.精度検証が完了した今,日本でも大腸CTを活用する環境が整った.今後の普及において,大腸CTの検査手技や読影方法の標準化が必要と思われる.
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