胃癌リスク診断を巡って-現状と問題点
胃癌リスク診断の職域検診への導入
小田島 慎也
1
1東京大学医学部附属病院 消化器内科
キーワード:
ヘリコバクター感染症
,
Helicobacter pylori
,
Pepsinogens
,
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
細菌抗体
,
集団検診
,
リスク評価
,
労働衛生サービス
Keyword:
Antibodies, Bacterial
,
Gastroscopy
,
Mass Screening
,
Occupational Health Services
,
Pepsinogens
,
Stomach Neoplasms
,
Helicobacter pylori
,
Helicobacter Infections
,
Risk Assessment
pp.1125-1130
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013284980
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都内某企業グループ診療所にて,ペプシノゲン法を用いた胃がん検診を1991年にスタートさせ,その後ペプシノゲン法と血清Helicobacter pylori抗体価を組み合わせ,胃癌のリスクを層別化するABC分類による胃がん検診(ABC検診)へと2007年に移行した.当診療所での結果から,ABC検診は職域検診において分化型胃癌や未分化型胃癌を早期に効率よく発見できる検査方法であると考えられたが,このABC検診にも解決すべき課題があり,今後の普及のためにさらなる検討を行う必要がある.
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