新しいCKD-MBDの考え方-ガイドライン改訂後の対応
腹膜透析患者におけるCKD-MBD
寺脇 博之
1
,
中山 昌明
1福島県立医科大学 人工透析センター
キーワード:
Calcium
,
骨疾患-代謝性
,
副甲状腺ホルモン
,
腹膜透析
,
リン
,
血液透析液
,
診療ガイドライン
,
慢性腎臓病
Keyword:
Bone Diseases, Metabolic
,
Peritoneal Dialysis
,
Parathyroid Hormone
,
Hemodialysis Solutions
,
Practice Guidelines as Topic
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Calcium
,
Phosphorus
pp.59-64
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013150681
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2012年に提示された「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン」は,腹膜透析患者をも対象とされている.リン(P)に関しては,高P血症の回避が重要であり,高P血症が確認された時点で介入対象と認識されるべきである.一方カルシウム(Ca)に関しては,低Ca血症の回避が重要であり,とくに残腎機能が存在する患者では経腎的Ca喪失が予想されるため,高Ca腹膜透析液(Ca=3.5mEq/L)の積極的な使用が考慮されるべきである.
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