透析治療技術の現状の到達点
クリアランスギャップの活用方法
小野 淳一
1
1川崎医科大学附属病院 MEセンター
キーワード:
血液循環
,
血液透析
,
バルーン血管形成術
,
腎不全-慢性
,
血液透析液
,
機器機能不全分析
,
ブラッドアクセス
Keyword:
Angioplasty, Balloon
,
Blood Circulation
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Hemodialysis Solutions
,
Equipment Failure Analysis
pp.525-529
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014214419
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透析量の質的管理法であるクリアランスギャップ(CL-Gap)は,透析前後のBUN濃度から算出することができ,実血流量の低下や再循環などのバスキュラーアクセス(VA)機能不全に伴う透析量の低下を反映する.しかしその一方で,算出されたCL-Gap値の解釈には注意が必要であり,普及には至っていない.CL-Gap値を正しく解釈するためには,CL-Gapの算出に用いられている計算式の特徴や,VA内での血行動態を理解したうえで利用する必要がある.
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