透析患者の致死的不整脈-診断・治療・予防
頻脈性不整脈 心房細動
藤井 秀毅
1
1神戸大学 大学院医学研究科腎臓内科
キーワード:
Digitalis Glycosides
,
Warfarin
,
血液透析
,
心拡大
,
心臓弁膜症
,
心房
,
心房細動
,
予後
,
カテーテル切除術
,
慢性腎臓病
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Digitalis Glycosides
,
Heart Atria
,
Heart Valve Diseases
,
Cardiomegaly
,
Renal Dialysis
,
Prognosis
,
Warfarin
,
Catheter Ablation
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.381-387
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015209941
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海外のみならずわが国のデータでも,透析患者における死亡原因の第1位が心血管合併症であることが知られている.心血管疾患の一つとして不整脈が挙げられるが,臨床の現場でもっとも多く遭遇するものは心房細動(AF)である.AFを有する患者の数は年々増加していることも報告されている.このAFは直接的には,死亡の原因となることはないと考えられるが,診療を行うに当たってさまざまな問題をきたす.したがって,AFに関するマネージメントをどのように行っていくかが大事となってくるが,慢性腎臓病(CKD)患者では一般的なガイドラインなどで提唱されている治療があてはまらないこともわかっている.CKDの特徴を考え,AFに対する管理を考えていく必要があると思われる.
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