透析患者における冠動脈疾患と心臓弁膜症の診断と治療
透析患者における冠動脈疾患 インターベンション治療
志村 徹郎
1
,
清野 精彦
1日本医科大学千葉北総病院 循環器センター
キーワード:
冠動脈疾患
,
冠状動脈硬化症
,
血液透析
,
死因
,
腎臓疾患
,
心不全
,
腎不全-慢性
,
造影剤
,
冠血管造影
,
治療成績
,
冠状動脈再狭窄
,
薬剤溶出性ステント
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
血管石灰化
Keyword:
Cause of Death
,
Contrast Media
,
Coronary Artery Disease
,
Coronary Disease
,
Heart Failure
,
Kidney Diseases
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Coronary Angiography
,
Treatment Outcome
,
Coronary Restenosis
,
Drug-Eluting Stents
,
Vascular Calcification
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.967-973
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014312032
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透析患者において心血管合併症は重要な合併症であり,急性冠症候群発症後の予後も不良であり,心臓突然死も多い.そのため,心血管合併症に対する対策は重要な臨床的課題となっている.通常であれば虚血性心疾患に有効であるとされるスタチンも透析患者においては限界があり,虚血性心疾患に対する冠動脈血行再建術の重要性が増している.現在でも,冠動脈バイパス術が経皮的冠動脈形成術に比して優位と報告されているが,経皮的冠動脈形成術に適した病変数・形態をもつ患者や全身状態が不良で低侵襲な治療が望ましい症例に対しては,冠動脈インターベンションを活用すべきと考える.
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