透析患者の栄養障害とNSTの可能性
規模別NST活動の展開 在宅(PD)
冨塚 真由美
1
,
中田 有香
,
青木 弘恵
,
関根 優子
,
長谷川 俊男
,
川口 良人
1神奈川県立汐見台病院 栄養科
キーワード:
栄養障害
,
栄養評価
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
チーム医療
,
栄養補助
,
在宅医療
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nutrition Disorders
,
Nutrition Assessment
,
Nutritional Support
pp.1239-1246
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013319028
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腹膜透析は患者自身による末期腎不全の在宅治療・自己治療である.患者の高齢化が進み,独居や活動レベルの低下,治療食の準備が困難など,生活上の問題は多岐にわたる.日々の食事療法も自身で判断して行うことが多く,腎不全による栄養障害に加え,経腹膜的糖質吸収や蛋白漏出,カリウムの除去など本治療法に特異的な栄養障害を伴いやすい.栄養サポートを適切に行うためには,即時的な栄養評価を継続して実施し,医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士など多職種にわたって情報を共有することが望ましい.本稿では,情報共有化のために,多項目の栄養指標を一つにまとめたシートを運用し,その有用性を検討したので報告する.
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