特集 拡大内視鏡を極める
Ⅰ.拡大・超拡大内視鏡を使いこなすためのtips & trouble-shooting(技術論)(6)超拡大内視鏡で良好な画像を得る工夫
三澤 将史
1
,
工藤 進英
,
森 悠一
,
工藤 豊樹
,
若村 邦彦
,
宮地 英行
,
石田 文生
,
井上 晴洋
2
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2昭和大学江東豊洲病院消化器センター
キーワード:
超拡大内視鏡
,
下部消化管内視鏡
,
大腸癌
,
色素内視鏡
Keyword:
超拡大内視鏡
,
下部消化管内視鏡
,
大腸癌
,
色素内視鏡
pp.313-320
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000517
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超拡大内視鏡(以下,Endocyto)は消化管上皮を520倍の拡大倍率で観察することにより,生体内で細胞異型の評価が可能となった新世代内視鏡である.EndocytoはNarrow Band Imaging (NBI)で血管所見を,1.0%メチレンブルー(+0.05%クリスタルバイオレット)による染色で細胞核,腺腔の評価について520倍の拡大倍率が可能である.一方でEndocytoは既存の拡大内視鏡とは,その使用感が異なり,良好な画質の画像を得るためには十分な習熟が必要である.本稿ではそのEndocyto観察のノウハウおよび,良好な画像を得るためのコツを余すことなく紹介する.
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