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特集 診療に役立つ内視鏡分類2024
[小腸・大腸]
潰瘍性大腸炎の内視鏡分類
Ulcerative colitis
上野 伸展
1
,
藤谷 幹浩
2
Nobuhiro Ueno
1
,
Mikihiro Fujiya
2
1旭川医科大学病院総合診療部
2旭川医科大学内科学講座(消化器内科学分野)
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
内視鏡分類
,
炎症性発癌
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
内視鏡分類
,
炎症性発癌
pp.83-86
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001200
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はじめに
潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)は,再燃と寛解を繰り返す原因不明の慢性難治性腸炎である。近年多くの分子標的療法が開発され,治療到達目標が従来の臨床的寛解から,粘膜治癒と表現される内視鏡的寛解に移行している1)。そのため,UC内視鏡分類による適切な評価は,大変重要なスキルとなっている。本稿では,実臨床において汎用性の高いUC内視鏡分類について解説していく。またあわせてUCの重大な合併症である大腸癌の発生,内視鏡所見についても概説していく。
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