特集 大腸腫瘍診断のモダリティと新たな展開─ 存在診断能・質的診断能の向上を目指して
Ⅰ.通常内視鏡における存在診断能向上の検討(2)通常内視鏡での画像強調観察 c.BLI・LCI による診断能向上の可能性
吉田 直久
1
,
内藤 裕二
1
,
安田 律
1
,
村上 貴彬
1
,
廣瀬 亮平
1
,
岸本 光夫
2
,
小木曽 聖
3
,
稲田 裕
4
,
伊藤 義人
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学
2京都府立医科大学附属病院病院病理部
3大阪鉄道病院消化器内科
4京都府立医科大学北部医療センター
キーワード:
レーザー内視鏡
,
blue laser imaging
,
linked color imaging
Keyword:
レーザー内視鏡
,
blue laser imaging
,
linked color imaging
pp.413-420
発行日 2017年9月20日
Published Date 2017/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000095
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Blue Laser Imaging(BLI)はレーザー内視鏡による狭帯域光観察である.BLI には明るい視野をもつBLI-bright モードがあり,遠景観察に適しておりポリープの視認性が向上する.昨今の本邦の多施設共同研究において,BLIbright観察によりpolyp の発見数が向上することが示されている.一方でLinked Color Imaging(LCI)も狭帯域光観察の一種である.LCI はBLI-brightよりもさらに明るく病変の発見に有用である可能性が示唆される.本稿ではBLI-bright,LCI のポリープ発見における有効性について実例を交えて詳説する.
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