特集 高齢者・超高齢者消化管癌の内視鏡治療
2 .各論(3)大腸癌 b.内視鏡治療の周術期管理
村元 喬
1
,
大圃 研
1
,
瀧田 麻衣子
1
,
田島 知明
1
,
酒井 英嗣
1
,
松橋 信行
1
1NTT 東日本関東病院消化器内科
キーワード:
高齢者
,
大腸癌
,
内視鏡治療
,
周術期管理
Keyword:
高齢者
,
大腸癌
,
内視鏡治療
,
周術期管理
pp.707-712
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CGJ.0000000012
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超高齢化社会に伴い,高齢者の大腸癌に対す る内視鏡治療の需要は今後も高まっていくと予 想される.安全で確実に内視鏡治療を行うため には,術中のみならず術前・術後の患者管理が 重要である.当院では,2007 年よりクリニカル パスを導入し活用することで,万が一偶発症が 起きた場合にも迅速に対応できる標準的な周術 期管理を確立してきた.しかしながら,高齢者 では若年者と比較してさまざまな基礎疾患を有 する割合が高く,よりいっそう慎重な周術期管 理が必要となる.当院の高齢者に対する内視鏡 治療の周術期管理における注意点や工夫につい て解説した.
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