特集 大腸ポリープ取り扱いのUp to Date
3 .10 mm,11 mm 以上のポリープ(3)大きな有茎性ポリープの摘除
村元 喬
1
,
大圃 研
1,2
,
瀧田 麻衣子
1
,
港 洋平
1
,
酒井 英嗣
1
,
松橋 信行
1
1NTT 東日本関東病院消化器内科
2NTT 東日本関東病院内視鏡部
キーワード:
有茎性ポリープ
,
ポリペクトミー
,
動脈性出血
,
留置スネア
,
ESD
Keyword:
有茎性ポリープ
,
ポリペクトミー
,
動脈性出血
,
留置スネア
,
ESD
pp.1140-1147
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000882
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有茎性ポリープに対する内視鏡治療はポリペクトミーが中心となるが,茎に動脈が走行していることが多く,切除の際の動脈性出血に対する予防が重要となる.凝固モードで切除を行ったり,切除の前にクリップや留置スネアを使用することで出血をきたすことなく安全に切除することが可能となる.また,スネアリング困難な大型の病変に対しては,内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)を選択することで安全かつ確実に切除することができる.より安全に切除するためには,病変の大きさや茎の長さや太さによって治療法を選択する必要があり,実際の手技を理解しておくことが肝要である.
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